自宅で岩魚の人工授精と稚魚の飼育を始めて、今年で2年目になります。
1年目と2年目では、孵化する時期はほぼ同じでしたが、その後の成長スピードにはかなり大きな差が出ました。
1年目の個体は約15cmになるまで約14か月かかりましたが、2年目の個体は孵化から約8か月で同じくらいの大きさまで成長しています。
この記事では、実際に撮影してきた写真を見ながら、1年目と2年目の岩魚がどのように成長したのか、また、なぜこれほど成長に差が出たのか、自分の飼育経験をもとに紹介します。
1年目の岩魚|2024年12月に採卵
1年目の人工授精を行ったのは2024年12月です。
写真は12月4日に撮影したもので、採卵した直後の岩魚の卵です。
この卵を管理しながら、孵化するまで様子を見ていきました。

約1か月半後|発眼して孵化が近づく
採卵から約1か月半後の2025年1月16日には、卵の中に岩魚の目や体がはっきり見えるようになっていました。
この頃になると孵化する個体も出始め、同じ日に撮影した写真では、卵嚢を付けたまま孵化した稚魚も確認できました。


孵化から約3か月|岩魚らしい姿の稚魚に
2025年4月16日には、孵化直後と比べてかなり魚らしい姿になりました。
体には岩魚らしい模様も見え始めています。ただ、1年目は餌を与え始めるタイミングが遅く、この頃の成長も今振り返るとかなりゆっくりだったように感じます。
実際、2年目の個体と比べると、その後の成長スピードにも大きな差が出ました。

約14か月で15cmほどまで成長
2026年3月11日に撮影したのがこの写真です。
正確に測った記録は残していませんが、この頃で全長15cmほどだったと思います。
2025年1月中旬の孵化から考えると、約15cmになるまでにおよそ14か月かかったことになります。
この時点ではこれが普通の成長速度だと思っていましたが、2年目の稚魚を育ててみると、成長の早さにかなり差があることが分かりました。

2年目は約8か月で15cmほどまで成長
こちらは2026年9月18日に撮影した、2年目に人工授精して育てた岩魚です。
2026年1月中旬ごろに孵化した個体で、現在は約15cmまで成長しています。
比較しやすいように、1年目の個体を撮影したときと同じ容器に入れて撮影しました。
1年目は約15cmになるまでおよそ14か月かかりましたが、2年目は約8か月で同じくらいの大きさになっています。
自分の飼育では、同じ15cmほどになるまでに約半年の差が出ました。

成長速度に差が出た理由は給餌方法?
1年目と2年目で大きく変えたのが、餌を与え始めるタイミングです。
1年目は卵嚢が完全になくなってから餌を与え始めたため、なかなか餌を食べてくれず、最終的に生き残ったのは1匹だけでした。
その失敗を踏まえて、2年目は卵嚢がまだ少し残っている段階から殻なしブラインシュリンプを与え始め、その後は人工飼料へ切り替えていきました。
結果として2年目は生存数だけでなく、成長スピードも1年目よりかなり速くなりました。
ただし、成長速度の違いが給餌開始のタイミングだけによるものかは分かりません。個体差や飼育密度など、ほかの条件も影響している可能性があります。
実際に行った稚魚への給餌方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
岩魚の成長はこれからも記録していきます
2年間岩魚の稚魚を育ててみて、同じような時期に孵化した個体でも、1年目と2年目では成長スピードにかなり大きな差が出ました。
今回の比較では、約15cmになるまでに1年目は約14か月、2年目は約8か月と、およそ半年の差がありました。
まだ2年目の個体も成長途中なので、この先どのくらいのペースで大きくなっていくのか引き続き記録していきたいと思います。
今年は3回目の人工授精にも挑戦する予定なので、今回の経験を活かして、成長速度にも違いが出るのか比較してみたいです。


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