人工授精から孵化までの様子は、**「岩魚の人工授精に挑戦|採卵から孵化までの飼育記録」**で紹介しています。
自宅で人工授精させた岩魚の卵が孵化し、そこから稚魚の飼育が始まりました。
これまで2年間稚魚を育ててきましたが、1年目と2年目では結果が大きく違いました。
1年目はたくさん孵化したものの、現在残っているのは1匹。
一方、2年目は1年目の失敗を踏まえて給餌方法を見直し、現在約40匹が育っています。
この記事では、孵化した岩魚の稚魚に実際に与えた餌や、1年目の給餌の失敗、2年目に約40匹まで育てられた方法を紹介します。

孵化直後の岩魚の稚魚。まだお腹に大きな卵嚢が付いています。
岩魚の稚魚飼育|1年目は給餌のタイミングで失敗
1年目の飼育では、「卵嚢が残っている間は卵嚢の栄養で成長するから、餌はまだ必要ない」と思い込んでいました。
そのため、卵嚢がなくなる頃まで待ってから餌を与え始めました。
しかし、今振り返ると給餌を始めるタイミングが遅かったのではないかと思っています。
餌を入れてもすぐには食べてくれず、稚魚が餌を餌として認識して食べ始める前に、次々と死なせてしまいました。
せっかくたくさん孵化してくれたのに、1年目に生まれた岩魚で現在まで残っているのは1匹だけです。
岩魚の稚魚|2年目は卵嚢がなくなる前から給餌を開始
1年目の失敗があったので、2年目はできるだけ生存率を高めたいと思い、岩魚の稚魚の育て方についてかなり調べました。
ところが、調べてみても岩魚の人工授精や孵化直後の細かい飼育方法についての情報は思ったより少なく、
「いつから餌を与えればいいのか」
「最初は何を与えればいいのか」
といった細かいところまでは、なかなか分かりませんでした。
そこでChatGPTにも相談しながら、実際の稚魚の様子を見て探り探りやってみることにしました。
2年目は卵嚢が完全になくなるまで待たず、最初の孵化から2週間ほど経って卵嚢が小さくなり、泳ぎが活発になってきた頃から餌を与え始めました。
すぐにたくさん食べてもらうというより、卵嚢の栄養が残っているうちから餌を入れて、少しずつ餌に慣れさせることを意識しました。
岩魚の稚魚の最初の餌|殻なしブラインシュリンプを1日2回
最初に与えたのは、殻なしタイプのブラインシュリンプです。

ブラインシュリンプというと、自分で孵化させたり冷凍されたものを使ったりする方法もありますが、自分が使ったものはそのまま水槽に入れて与えられるタイプです。
毎日のことなので、手間がかからずそのまま与えられるのはかなり楽でした。
これを朝と夕方の1日2回与えていました。
岩魚の稚魚の餌|卵嚢が目立たなくなってからEPFへ
ブラインシュリンプを与えながら育て、その後は人工飼料へ切り替えていきました。
切り替えた時期ははっきりとは覚えていませんが、確か稚魚の卵嚢がほとんど目立たなくなった頃だったと思います。
この頃からスイングEPFをすり潰し、稚魚でも食べられるくらいの粉状にして与え始めました。
最初はかなり細かくして与え、稚魚が成長するにつれて餌の大きさも調整していきました。
成魚を人工飼料に慣らした方法や、実際に使っているEPFなどの餌については、**「岩魚は人工飼料を食べる?実際に試した餌と人工飼料に慣らした方法」**でも紹介しています。
岩魚の稚魚飼育|2年目は約40匹まで成長
こうして2年目は、1年目より早い段階から餌に慣れさせることを意識して飼育しました。

もちろん、給餌方法だけが1年目と2年目の生存数の違いにつながったとは言い切れません。
それでも自分の飼育では、1年目の失敗を踏まえて給餌を始めるタイミングや餌の与え方を変えたことで、2年目は現在約40匹を育てることができています。
まだ自分自身も試行錯誤している途中なので、「この方法が正解」というわけではありません。
今年は3回目の人工授精にも挑戦する予定なので、今回よりさらにうまく育てられるのか、また記録していきたいと思います。


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